第4回 菊竹研究会 インタビュー(富永譲氏)

山陰地方は菊竹清訓(1928〜2011)の建築作品が数多く存在し、2021年には島根県立美術館で菊竹清訓展が開催されました。
展覧会がきっかけとなり、島根大学、米子工業高等専門学校、早稲田大学、東京理科大学の有志による菊竹清訓研究会が発足しました。その関連として菊竹清訓建築設計事務所元所員の方々から順次、インタビューを公開で実施します。

第4回は菊竹清則建築設計事務所の元所員であり、在籍時には芹沢文学館や京都信用金庫修学院支店などの設計をご担当された富永譲氏をお招きします。1972年に富永讓+フォルムシステム設計研究所を設立し主宰されながら、多くの大学で教鞭をとられています。

今回は早稲田大学の学生たちが中心となりインタビューを行います。全国の学生の方々からの参加していただき、議論に加わっていただければと思います。

日時:2023 年 3 月 20 日 ( 金 )10:30~12:00

場所:早稲田大学理工学部(西早稲田キャンパス55号館S棟02-01-2教室+オンライン(ZOOM)

zoom:https://list-waseda-jp.zoom.us/j/92925291181?pwd=NEd5c2JZeGloZ2gyK3RFYzN5M3Ewdz09

主催:日本建築学会中国支部島根支所
共催:菊竹清訓研究会,島根大学,米子工業高等専門学校,早稲田大学理工学部建築学科, 早稲田大学理工学研究所,斎藤信吾建築設計事務所
協力:島根県総務部営繕課

富永譲氏略歴
富永讓+フォルムシステム設計研究所主催。法政大学名誉教授。横浜国立大学講師。1943 年奈良県出身。1967 年東京大学工学部建築学科卒業。同年より菊竹清訓建築設計事務所勤務。1972 年富永讓+フォルムシステム設計研究所設立。東京大学助手を務めたほか日本女子大学、東京芸術大学などで教鞭をとる。2002 年法政大学教授。主な作品に、ひらたタウンセンター、エンゼル病院、八幡厚生病院本館、横須賀市救急医療センター、きらくえんフィーカ須磨の丘など多数。主な著書に「ル・コルビュジェー建築の詩」(鹿島出版会)、「吉田五十八自邸 / 吉田五十八」(東京書籍)、「富永讓・建築の構成から風景の生成へ」(鹿島出版会)など主な受賞に 2003 年日本建築学会賞(作品)、2001・2008 年日本建築学会作品選奨、2016年BCS賞など。