2024年度 卒業論文発表会
2025年2月4日(火)に卒業論文発表会が行われ、千代研究室からは4年生4名が発表を行いました。
安優弥 「絲原家住宅に現存する近現代に建てられた写し茶室の由緒性」
絲原家にある写し茶室「為楽庵」と「庭玉軒」について本歌の「向月亭」と「真珠庵庭玉軒」との比較を手法とした研究を行いました。はじめは千代研究室のOBが研究していた写し茶室を引き継ぐような形として茶室研究に取り組み始めました。研究すればするほど奥深く、知らない知識が次々と見つかるため自分の知識不足と計画不足を痛感しました。
今後は写し茶室の研究発展に助力できるような課題や問題点を見つけるための知識を得るために多方面から勉強を重ねてまいります。何事も後回しにせず早めに取り組めるよう計画し、研究できるよう努力したいと思います。
大石一平汰 「ジョセフ・リクワートにおける建築の『翻訳』術」
ジョセフ・リクワートの建築史研究における建築図法に関する記述を対象に研究を行いました。
リクワートの研究内容は広範かつ多角的であり、非常に難解でした。全体的な知識・理解の不足は今後の課題ですが、彼の人類学・民俗学的視点から展開される主張は、私に新しい視点を与えてくれたと感じています。
今後はリクワートに関する理解を深めるとともに、こども研究や設計など他分野への応用も考えていきたいと思います。
庄野那奈 「シャルロット・ペリアンによる1941年の展覧会『選擇 傳統 創造』における写真技法」
シャルロット・ペリアンが1941年に日本で行った展覧会「選擇 傳統 創造」を対象に、ペリアンによる展示作品への写真の利用、展示空間の写真表現について研究を行いました。研究には、研究に直接関係すること以外にも非常に多くの知識を要するということが身に染みてわかりました。見落としがちな小さな事柄に気付けるかどうかは注意深さだけではなく自らの関心の持ちようなんだと強く感じた次第です。卒論では、基本的な知識不足が目立ったように思います。修士では研究を地道に進めながら、勉学に励みます。
田中佑妃乃 「ル・コルビュジエの『原始芸術展』 (1935)に関する研究」
ル・コルビュジエが1935年に自邸で開催した展覧会についての研究を行いました。
展示空間の構成や作品の背景の分析を通じてル・コルビュジエの原始芸術に対する考え方を垣間見ることができたと考えていますが、他の展覧会との比較やこの展覧会による影響・反響などの視点が欠けており、今後に向けての課題となりました。
この研究で得た経験を生かして、修士でも研究や設計に励みます。